非常に面白い本だったので、一部琴線に触れた箇所を要約して抜き出したいと思います。
基本、この本は、144個のQ&Aで作成されたものです。
Q どちらにお住まいですか?
A 常に移動して暮らしています。2008年はロンドン、2009年はバルセロナのボルン地区、2010年はオーストラリアのバイロンベイ。
Q お仕事は、なんですか?
A 会社をいくつかの国で経営しています。ホテルを作ったり、風力発電を作ったりしています。
Q 収入や貯金はあるほうですか?
A 基準が曖昧だと思いますが、それなりにあると思います。そして、いまの質問がおかしいですね。それが10年後に本当にあるかわかりません。このような発想が人を不安にするのです。人の貯金額を聞いて競争しても、意味がありませんので。
Q これからの社会はどうなると思いますか?
A 悪い事も隠し事も出来ない世の中になると思います。
Q アイディアはどうやって出るのですか?
A アイディアと移動距離は比例します。
Q なぜクリエイティブな仕事をするのですか?
A よいアイディアが出たときの「気持ちよさ」はなにものにもかえられないからです。
Q カッコいいとは?
A カッコいいかっこわるいは妄想です。大自然を見てかっこいいとは思いません。ゆえに、カッコいいは不自然な事です。と同時に、カッコいい人を目指してはいけないのです。素晴らしい人、不思議な人、自然な人を目指しましょう。脱COOL!!!
Q 情報はどうやって整理してますか?
A 情報をあまり入れません。無駄な情報を抱えれば抱えるほど満足する「情報デブ」になるからです。自分でも気がつかない人は多いです。ですので、情報ダイエットを提唱します。
Q なぜSNS(twitter,facebookなど)をしないのか?
A 自分の体力が余っている間は移動します。SNSはもう少し歳をとってからします。
Q 不安になることはありませんか?
A 不安の要素は古い固定観念にとらわれている事がほとんどです。ですので、この古い固定観念を客観視出来ればだいたい解消されます。
Q 戻るとしたらいつの自分に戻りたいですか?
A 一切の情報を遮断し、徹底的に己と向き合い、世界中を旅した時。
Q 日本人の抱えてる問題点とは?
A 無意味な完璧主義。
Q 働き過ぎの日本人はどうすればいいですか?
A アウトプットしすぎなので、インプットをする。インプットといっても、情報デブになるのではなく、自分の好きな事に打ち込んだり、遊んだり、旅行したりする事です。それを学習と呼んでいます。
Q なぜオーガニックな食べ物を食べるのですか?
A 適正なエネルギーをもっているので、食べる量を少なくする事が出来るからです。出来ればもっと食事回数をすくなくしたいと思っています。仙人のようにかすみを食べて生きていければ最高です。
Q これから100年後はどうなりますか?
A 三つ革命が起きます。1つ目は量子コンピュータやAIというか脳の再認識による人間の内的探査です。二つ目は、エネルギーです。今は電力に投資しているグーグルにあると思いますが、私はもっと意外なところから出てくると思います。三つ目は、宇宙探査が進むでしょう。一般的な宇宙だけでなく、パラレルワールドもです。
Q 人生でもっとも大事にしている事はなんですか?
A 自分と話す事。人生の分岐点にたった時、情報を収集するのではなく、徹底的に自分と対話し決断するのです。直感を信じる事です。グーグルはその直感を補強するための便利ツールにすぎない。
Q 今、面白い街はどこですか?
A バロセロナです。サッカー世界一だし、レストラン世界一だし、働いていない人いっぱいいるし、外で寝てる人いるし、子供も老人も外で遊んでいるし、本当に不思議で、楽しい街です。
Q 好きな漫画は?
A ワンピース
Q 失敗した時の対処法は?
A 早めにオープンにすること。ごまかしたりすると、経験上ですが、悪化します。
Q 食事はどうしてますか?
A 食事の51%以上を玄米にしています。
Q 日本で一番好きなところはどこですか?
A 西表島。コンビニもない、銀行もない、9割以上がジャングルで、日本とは思えない自然だから。
Q 東京でお気に入りのレストランは?
A 園山
Q 日本の好きな宿は?
A 鹿児島の「天空の森」
Q 趣味は?
A これから趣味はなくなるでしょう。みな、好きな事をするようになるから、それは趣味と言えなくなるでしょう。余暇ではなく、主暇が増えると思います。
Q 世界中で一番すきなレストランは?
A サン セバスチャン
Q これからどんなモノが流行ると思いますか?
A 哲学っぽいやつ。宗教っぽいやつも。
Q 自由とはなんでしょうか?
A 誰になんといわれようが、好きに生きた方がいい、を実行すること。ポイントは、人に迷惑をかけない事と、礼節(礼儀)を守ること。
以上、最高にためになる本でした、