天才というのはコピーがうまい。
凡才はひたすら努力する。
たぶんこれが真理だ。
teruyastarはかく語りき - 天才になれる秘密
いや違う。全くの逆だと思う。
- 秀才はコピーがうまい。
- 天才はひたすら努力する。
漫画「バクマン。」でもこんなことを言っています。
成功する漫画家には二通りある。
- 売れる漫画を計算して描くタイプと
- 描きたいものを描いて売れる天才タイプ
どちらもいいが、爆発的ヒットを飛ばす作品を描くのは完全に後者の方だ。
と、ここで世間の天才の定義とぼく風の定義をしておきます。
世間
結果がよかったがためにそれを多数の人が「どう頑張っても俺にはできない。
ほとんどの人ができないであろう。」と思わせたそいつが天才。
ぼく
天才はただの記号であり、たまたま何かを成し遂げ、人類に貢献した人のことを言い、
ただ本人は普通にしているだけであり、
すきなことに没頭していたら客観的にスゴイことをしてしまった人の事を言う。
自分では努力をしていない。
天才は、たまたま没頭しているだけで、努力しているわけではない。
外からみると努力家のようにみえるかもしれませんが、それは一方的な考えであり、努力とは言いません。
言い換えると、努力という泥沼にはまらないのが天才とも言える。
一度「頑張り」の魔界に足を入れると、もう後戻りができない。 頑張ったあげくにどこかに到達したとして、頑張りの元を取れなかったら失敗判定される。 「頑張り」というのは本来、ものすごく分の悪い賭けであって、「頑張るぞ」という選択は、 だから地雷原にあえて足を踏み入れるようなものなんだ、と理解しないといけない。
レジデント初期研修用資料 - 努力は報われないほうがいい
凡人が天才を見て頑張ろうと思った瞬間から地獄が始まる。
一方で天才は、結果として頑張っているだけ。
そう。結果として努力しているだけ。
それにあたっては、人文系ブログの記事が参考になります。
おおよそ世の中の人間の性向は、マップラバーとマップヘイターに二分類できる。
マップラバーというのは、
百貨店に入ったときにまず案内図を見て全体を把握し、
それから、こっからこういって、
2階に行ってあの角を曲がってというふうに計画をたててから、目的地に一直線に行動することを言います。
つまり、何事にも鳥瞰して考えてから論理的に行動する人のことをいいます。
対して、マップヘイターというのは、
案内図など一切見ずに手当たり次第「勘」で行動し目的地まで行動します。
つまり、私と前後左右の関係性だけで行動する人のことをいいます。
天才は言うまでもないですが、後者の方で、その違いはこんなところにあります。
集中力の使い所です。
具体的に言うと、一見しょうもない事、自分が興味ない事、
極めて小さい事柄、なんかにも全力で取り組んでいるのです。
マップラバーの僕から言わせれば、そんなことにエネルギーを使っても対して結果にも繋がらないし、
ほとんど意味がない、そもそもゴールへの道のりからかけ離れていて、やるに値しないと感じるのです。
だが、彼らはそんなことにでも集中しエネルギーを注いでいるのです。
成功する人はこういう人
そう、天才は目の前のことに集中してしまう。
それが好きな事であれば気が狂ったように没頭してしまう。
それが凡人からみたら努力になるのでしょうか。
たまにいませんか?
二つの事を同時にできない人とか、途中で話かけられると、はじめしていた事を忘れてしまう人とか。
そういう人は天才の可能性ありますよ。
ただ、そういう人たちって傍から見ると変人ですよね。
finalventさんもこう言っています。
とびっきり優秀な人に共通していると肌で感じる事
良い人である。誠実である。人間としてのバランスが変(大きな欠点がある)。
いわゆる神レベルの人にはこのような共通性があると感じる。
とびっきり優秀な人に共通していると肌で感じる事
大きな欠点をもっている。
あまりこのワードを使いたくないのですが、条件が揃ったアスペルガー症候群の人が天才とも言えるのです。
アスペルガー症候群は興味の対象に対する、きわめて強い、偏執的ともいえる水準での集中を伴うことがある。
wikipedia アスペルガー症候群
ビル・ゲイツやアインシュタインがアスペである事は有名ですよね。
さきほど、条件の揃ったアスペルガー症候群は天才と言いましたが、
その条件のひとつにこれがあります。
自己顕示欲(じこけんじよく)の欠如
自己顕示欲とは、自分のことをスゴイと思われたいという欲求のことで、自慢したがりとか、上から目線の人間のことを言います。
天才はそれが確実に欠如している。
もし、自己顕示欲が高ければ、少なくてもいいですが、少しでもあれば
自分を客観的に観察します。
てれびのスキマでの記事で、南海キャンディーズの山里亮太の事をこう言ってます。
決して天才とは言えない彼が、徹底した客観性を持った視線で自分を見つめ直し、自らにツッコミを入れつつ前進する姿はとてもカッコいい。
それはとても「天才的」な芸人の姿だ。
山里亮太・天才の公式(後編)
天才的。
天才ではなく、天才的。
かれは自己顕示欲が強いがゆえに、人と比較することに執着し、自分も天才と言われたい。
しかし、自分よりスゴイ人間が目の前に出てくると、執着している分それは強烈な劣等感に変化し,
かれを襲い思考停止に誘(いざな)う。
本当の天才は違う。
凡人が思考停止している間もすきなことに没頭し集中している。
ただ、山里さんは挫折することなく貫き通した分「天才的」=秀才になったのでしょう。
おそらくそれの究極が、shi3zさんになるのでしょうか。
天才コンプレックス
なにせ、結論を出すと、
自己顕示欲が欠如した没頭型のアスペルガー症候群が、ある種の天才だと思うのでした。
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