2011/01/07

ためしてガッテンのダイエット特集がスゴかった件

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2011年1月5日にためしてガッテン「決定版!こんな簡単に痩せちゃいましたSP」が放送されました。

わたしはオンデマンドで昨日みたのですが、そのダイエットの分析が凄かったのでメモがてらまとめたいと思います。

ためしてガッテン




部分痩せはできるの?


結論をいうと、部分痩せはできます。
ただし、痩せる順番は決まっていて、二の腕だけとか、太ももだけという皮下脂肪を先に減量したいというのは無理みたいです。

痩せる順番をいうと、


の順番です。

人間の身体というのはよくできているもので、生命の危機に近い方から痩せていくみたいで、残念ながら痩せても太ってもどうでもいいところというのは最後になるようです。




運動は食前と食後、どちらがいいの?


結論をいうと、食前の運動の方が効果がでるみたいです。



ポイントは血糖値にあります。

まず、空腹時の「おなかがすいたな~」っという状態は、身体の中で血液中の糖が少ないことを指していて、「糖を補給して~」っと脳が判断します。

普通だったら、ご飯を食べて糖分を補給するのですが、

その時に運動すると、肝臓に溜まっていた糖分が血液中に出てきて必要なエネルギーを補給するというのです。

つまり、外部から糖分をとらなくても運動する事によって内部から糖分を分泌させ満腹にさせることができる。脳は勘違いして、食べなくても運動すれば空腹を軽減させることができるのです。

すると、結果的に食べる量が減り痩せるという事なのですね。

だから、運動は食前にする方がダイエットにはいいと言うのです。







筋肉をつけると基礎代謝が良くなり太りにくい身体になるは本当か?


結論を言うと、原理的にはあっているのですが、効果は微々たるもので努力する価値はないとのことです。
だったら他の事に時間と労力を使うべきだと。

なぜかというと、


何もしてない時に消費している割合を見るとそれは分かります。(基礎代謝)



脳: 19.9%
心臓・肝臓など: 58.8%
筋肉: 21.6%

見ての通り、筋肉に占める割合というのは少ないですので、基礎代謝を良くする為に必死になって筋トレをしてもそんなには効果がでないという事になるわけです。


ではなぜ、食べても太らない体質の人がいるのかというと、遺伝的な部分はあるかもしれませんが、基本的には普段の日常からよく動いていることが共通しています。

たとえば、駅のホームでエスカレーターではなく自然と階段で歩いているとか、綺麗好きで常に片付けや掃除をいているとか。

言い換えると、太っている人はどこか日常のスキマ隙間でだらけたり、人が見ていないからといってサボったりしているのですね。




バナナダイエットは効果があるのか?


結論をいうと、効果はありますが、、それは食材の効果ではなく、副次的な効果で痩せます。

というのも、ガッテンの実験でバナナやりんごなどの痩せそうな食材を毎朝食べて効果が出なかった人たちに、こんな事をさせていました。

バナナを毎朝食べる事を継続し、それに加え、体重を計り、それを記録しグラフ化させる。


つまり、バナナを単に食べ続けるだけじゃなく、体重を計り、記録する事をさせたのですね。


すると結果は、していなかった時に比べて明らかに数字に出ていました。
しかも、バナナだけではなく他のフルーツでも同じ効果が出ました。

ということは、その結果を考察すると、健康食材やフルーツを毎朝食べることによって痩せるのではなく、ていうダイエットをやっている事をグラフ化によって強く意識し、その結果全体的にも無意識レベルで細かい改善がチリとなり積もり、結果として痩せると。という事らしいです。

つまり、意識の問題ですね。

プラセボ効果に似ている感じでしょうか。それか相乗効果という表現が適当なのか。


バナナや納豆などは、本質的にはダイエットには効果がないけれども、やっている本人はそれをやる事によって痩せると信じているので、副次的に日常生活に変化が起こり、結果的に痩せることができる。そんな感じだそうです。







夜中にあまり食べたくないので、朝やお昼に沢山食べるのは大丈夫なの?


結論をいうと、まったくのアウトです。
原理が面白いです



この図は、ご飯を食べた時の血糖値のグラフです。
食べると上がり、お腹が空くと下がります。

そして、青のラインがたくさん食べた時の状態ですね。
ぐーんと上がり、急降下しています。これはつまり、沢山食べるとお腹は減り、空腹感も増加しますよ。という事を示しています。

しかも、結果としてその空腹感に我慢できない人は、途中で間食をしてしまう。それが、途中から上がっている紫のラインになり、肥満への道となります。


一方で、一食あたりをあまり食べない人というのは赤のラインです。少ししか上がらないので、下がり方も緩やかで、あまりお腹が空かないという状態になります。

胃が小さくなるとか言いますが、実際には胃が小さくなるというのは物理的にはなくて、このグラフでの原理が作用しているがゆえに、錯覚として胃が小さくなると感じるという事なのです。

ですから、赤のラインの食事スタイルだと、食事の絶対量が減りますので、痩せ型の身体になるというわけです。




まとめ


完全に今日の記事で使った画像というのは、著作権的にアウトだと思いますが、ま、いいかということで使っちゃいました。



スマソンという事で、ちょっと薀蓄(うんちく)を一つ。
脂肪には、外部につく皮下脂肪と内部につく内臓脂肪があります。

もちろん、内臓脂肪の方が血管系の病気になりやすく危険な脂肪といえますが、人には皮下脂肪がつきやすいタイプと、内臓脂肪がつきやすいタイプとに分かれるといいます。


見分け方は簡単で、二段腹、三段腹とボヨンとなる方は皮下脂肪型で、体重が増えてもならない方は内臓脂肪型になります。
三段腹の人はよかったですね。



という事で、今日はここまで、それじゃあまたー ヽ(=´▽`=)ノ






よかったらこれも読んでいって下さい。
初心者でも分かるダメ男に依存する女性の心理学入門





著作権云々に関してAkiyanさんが言及していました
http://d.hatena.ne.jp/akiyan/20070219/1171881525





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